龍ヶ崎市の現地から連絡が届いた
乗り鉄の友人N氏より一報を頂いた。
たまたま関東鉄道の竜ヶ崎線に乗っていたらしく、竜ヶ崎駅に着いて「白ポストあるって言ってたのにないじゃないですか!」とツッコミを受けたので、駅周辺をひととおり見て回ってもらって(←ヒドイ)、白ポストが既に存在しないことを確認した。
画像も何枚かご提供頂けたので、ありし日の姿を含めご紹介したい。
まずは、筆者が撮影した2004年時の駅全景図、白ポストの位置関係を見て頂こう。駅舎向かって左手、駅構内にあったゲームセンターの前、赤矢印の箇所に白ポストは設置されていた。
続いて、昨日(2018/11/10)撮影の竜ヶ崎駅。まずは駅入り口の部分。
続いて駅舎向かって左の、かつて白ポストが置かれていた場所だ。しかし何の痕跡も見出すことが出来なかった。かつてあったゲームセンターも無くなっていることが判る。
続いてWikipedia竜ヶ崎駅の2007年の画像を見てみよう。この時点で既に白ポストが無くなっているのだ。つまり、2004年~2007年までの何処かの時点で、撤去が行われたものと考えられる。
念のためストリートビューでも見てみよう。Googleのデータは2017年のものだが、こちらも同様に白ポストは確認できない。
ありし日の竜ヶ崎駅の白ポスト
竜ヶ崎駅の白ポストについては既に報告済みだが、当時はこのBlogを始めたばかりで、写真を一点しか使っていない手抜き更新だったので、改めて追悼の意味も込めてご紹介したい。
まずは正面図から。支柱を持たない直方体の自立型タイプ。この当時であまり十分に機能していなかったのか、内部は一般ごみで溢れていて残念な状況であった。
正面の標語部分「わるい本 買うまい 見せまい 読ませまい」が均等の高さにになるよう文字配置されているあたりにデザイン的なこだわりを感じる。
続いて左から見た図。脚部は四足構造となっていて脚と脚との間には台形型の切れ込みが入っている。
最後に右から見た図。回収口があるのはこちら側。南京錠による外部鍵構造であ
先日の取手市の事例でも言及したが、この10年程で取手市ばかりか、龍ヶ崎市の白ポストも撤去されてしまったことが判明した。茨城県南部の白ポストは、ほぼ姿を消してしまったのではないだろうか。県内の白ポスト王国「水戸」は当分安泰かと思われるが、今後の推移を慎重に見守りたい。
おまけ
こちらは佐貫駅で撮影した、龍ヶ崎市中央図書館の図書返却ポスト。外観的には白ポスト然としたフォルムだが、青く塗られていると途端に品行方正なオーラを放ち始めるから不思議である。