白ポスト写真館

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富岡市、七日市病院入口北の白ポストは高崎市型の現地改修?

公立七日市病院は何故「公立」なのか?

上州七日市駅南の白ポスト確認後(12:40)、次なる目的地の七日市病院へと向かう。上信電鉄もこのあたりまで来ると市街地ゾーンに入る。駅と駅の間が詰まってくるので、次の列車を待つよりも歩いた方が早い距離感だ。

北新田公会堂や、七日市公民館に面した、国道254号の一本北側の道を富岡方面へ移動。歩くこと10分程度、県道218号との交差点を超えると左手に大きな病院が見えてくる。これがお目当ての公立七日市病院だ(12:53)。

ちなみに、今回は上州七日市駅から歩いてしまったが、実際の最寄駅は西富岡駅になる。西富岡駅からなら直線距離で200メートル程度。歩いても数分の近さである。

公立七日市病院

公立七日市病院

いきなり余談になるが、「公立」七日市病院って書いてあるけど、市立って書けばいいんじゃないの?富岡市の病院じゃないのか?と、不思議に思って炎天下の中、路上でググったところ、病院HP院長挨拶に以下のような記載があった。

公立七日市病院は群馬県富岡市甘楽町の運営する公立病院です。平成6年4月1日に開院する時、病院名を公募して、公立七日市病院と決まりました。

なるほど、この病院は富岡市に立地しているが、隣接自治体の甘楽(かんら)町との共同運営なのだ。よって「市立」ではなくあえて、「公立」と称しているわけである。ああ、スッキリした。

さて、閑話休題である。目指す七日市病院入口北の白ポストはこの病院の「入口北」に設置されていた。位置関係はこんな感じ。

七日市病院入口北の白ポストを発見

七日市病院入口北の白ポストを発見

ちょっと見にくいので、ポスト側から見た図も載せておこう。あれ?と思った方は鋭い!これまで見てきた富岡市白ポストと全く形状が異なるのである。なんということであろうか。

反対側から見た図

反対側から見た図

例外中の例外「円筒形」の白ポスト

何度も紹介してしまうが、富岡市白ポストの基本史料(富岡市青少推だよりNO.20より[PDF])に、七日市病院入口北の白ポストは以下のように書かれている。

白ポストは市内16箇所に設置されています。
東富岡駅前、富岡公民館玄関前、三角公園東、東富岡公民館玄関、
七日市駅南、七日市病院入口北(円筒形)、一ノ宮駅入口北、一ノ
宮公民館、黒岩公民館、高瀬公民館東、額部公民館前庭、小野公民
館前、吉田公民館入口北、丹生公民館入口東、妙義庁舎敷地内、妙
義児童館敷地内

富岡市青少推だよりNO.20より[PDF]

なんと七日市病院入口北の白ポストにだけ「円筒形」と注記があるのだ。

これまで見てきた富岡市白ポストは、一ノ宮公民館の白ポストのみ、形状が多少異なってはいたものの、小振りの直方体型タイプである点は共通していた。だいたいこんな形ね。

あえて「円筒形」と書くからには、この白ポストだけが特別なのであろう。逆に富岡市内の残りの白ポストは「円筒形」ではないと言うことになる。

ストリートビューでの見え方も載せておく。

 

七日市病院入口北の白ポスト

では、改めて七日市病院入口北の白ポストを見てみよう。円筒形の自立型であり、アタマには円錐型の屋根が乗っている。言うまでもなくこれは高崎市型の特徴に酷似している。

富岡市白ポストの中で、どうしてここだけ異なった形状となったのだろうか?あくまでも推測の域を出ないが、設置箇所である七日市病院の設立年が1994(平成6)年と、比較的新しいことに注目したい。つまり病院が出来た際に白ポスト設置の気運が高まったものの、従来の直方体型の白ポストがなんらかの事情で製造できなかった。故に、ゼロベースで作り直すことになったが、その際に近隣の高崎市の影響を受けたのではないだろうか?

正面から見た図

正面から見た図

こちらは右から見た図。投函口の部分に庇状の構造物が確認できる。これは高崎市型にも共通するデザインだが、富岡市のものが横一直線であるのに対して、高崎市型は端が左右が折れ曲がっており微妙に異なる。

右から見た図

右から見た図

続いて左から見た図。投函口の真裏にも庇のような構造物が見て取れる。これは何だろうか?

左から見た図

左から見た図

続いて背面から。注目すべきは穴を塞がれた投函口跡のようなものが残っている点だ。しかも塞がれた投函口の上部には庇状の構造物が遺されており、こちらは端の左右が折れ曲がっているのである。これって高崎市型の特徴なのではないか。

背面図

背面図

仮説、七日市病院の白ポスト高崎市型の転用?

ここまで来たからには比較画像を作るしかあるまい。こちらは左が富岡市の七日市病院の白ポストの背面。そして右が高崎市山名駅白ポストだ。メッチャ似てないか?

背面から見てみると回収口の位置も高崎市タイプと一致する。南京錠による外部施錠構造である点も共通である。

富岡市型の「背面」が高崎市型に酷似している!

富岡市型の「背面」が高崎市型に酷似している!

推測するに七日市病院に白ポストを設置する際、白ポスト高崎市と同様の形状の白ポストが用意された。しかし、七日市病院の設置事情(道路側に投函口を向けたいが、このままでは回収口が塞がってしまう)を踏まえ、本来の投函口が塞がれ、新しい投函口が現地改修の形で新設されたのではないだろうか?ガンダムで例えるなら、陸戦型ガンダムとEz8のような関係性である。

七日市病院の白ポスト高崎市型の現地改修であるという説を提唱して、本稿は終了としたい。気になるなあ。