上州一ノ宮駅へ
今週のお題「#平成最後の夏」便乗二回目。
群馬県富岡市の白ポストを訪ねる夏旅の二回目。前回のお話はこちらで。
南蛇井駅を出て(11:57)、再び上信電鉄の乗り込み二つ先の上信一ノ宮駅で下車(12:07)。南蛇井駅同様、いい感じの木造駅舎だが、時間がないので紹介は後程。列車の都合で、一ノ宮に滞在できるのは25分。この間に600メートル離れた、一ノ宮公民館にたどり着き、白ポストを撮影して戻らなくてはならないのだ。
上州一ノ宮駅を出て国道254号を左へ。続いて合同庁舎前の交差点を右へ。そしてすぐ左の道を曲がるとテニスコートの奥に一ノ宮公民館が見えてくる。
ちなみにGoogleのストリートビューは公民館の目の前まではカメラが入っておらず、最後の分岐までしか来ていない。画面左手、テニスコートの先に見えるのが一ノ宮公民館。右奥の白い車が来ているのが筆者の歩いてきた道である。一ノ宮公民館に到達するにはここで左の小道に入らなくてはならない。これは知らないとけっこう難しいかもしれない。
不慣れな地で、限られた時間の中、一ノ宮公民館にたどり着けるかどうか不安であったが、事前のGoogleマップでのシミュレーションが功を奏した。ネット上での下見は重要である(笑)。お目当ての白ポストは公民館の向かい側に設置されていた(12:15)。
一ノ宮公民館の白ポスト
さて、お目当ての一ノ宮公民館の白ポストとご対面である。直方体タイプで、細長いパイプのような支柱で地面に固定されている。吉田公民館にあったものとはかなり形状が異なっている。両手で抱えられそうなコンパクトなサイズ感は同様と言えるが、投函口まわりの構造がまるで違うのである。
こちら拡大図。投函口部分が窪んでおり、その左右と上部が鉄板で覆われている。これは風雨による内部の損傷を避けるためであろうか?そして投函口の蓋は無く、後付と思われる細長いプレートが接合されている。こちらはゴミなどの投函を防ぐためか?なんとも悩ましい形状である。
続いて右から見た図。回収口が正面ではなく、右側に設けられていることが判る。但し内蔵鍵タイプであることは共通である。投函口が大きく後退している分、収容量は多くなさそうだ。
続いて左から見た図。こちらに白ポストであることを示すステッカーが添付されていた。
おまけ「青少年安全塚?」
白ポストの隣に、コンクリート製の謎の構造物があることに気付かれた方はいるだろうか。その名も「青少年安全塚」である。少年の「少」が削れてしまい「小」になっているあたりはご愛嬌である。いったいこれは何なのであろうか?軽くググってみたが全く分からない。
公民館、白ポストとの位置関係はこんな感じ。側面の文字もかなり擦れてしまっているのだが、「体験学習」「 宮 共云育成会」とあり、なんらかのイベントを記念して設置されたものなのかもしれない。
一ノ宮公民館には、隣接して富岡市営の一ノ宮体育館があり、関連施設なのか広いグラウンドやテニスコート等の運動施設も多い。筆者が訪れた際にも、夏休み中のためか周辺は親子連れで賑わっており、普段から子どもたちが数多く訪れる場所なのかもしれない。
青少年安全塚は白ポストと共に、富岡の青少年を見守っているのである。
※2018/9/22追記 お次はこちら。