富岡市シリーズ第八弾!
2018年8月の群馬県富岡市の往訪レポートも8回目である。このシリーズ、いつまで続くんだよと思っている方もいるかもしれないが、まだ、もうちょっとだけ続くのである。もうしばらくお付き合い頂きたい。
前回からレンタサイクルを使っての内陸部(鉄道沿線から離れた郊外部)の白ポスト撮影に挑戦している。前回のマップ番号10、高瀬公民館東の白ポストについてはこちらを参照のこと。よって、今回のスタートポイントは高瀬公民館となる。
以下が、富岡市の白ポスト配置図である。今回目指すのはマップ番号11の額部公民館前庭の白ポストである。
上信越自動車道を越えて
高瀬公民館から、額部公民館までは距離にして2キロ程。自転車であればたいした距離ではない。はずであったのだが、意外にその道のりには高低差があった。高瀬地区と額部地区の間には上信越自動車道が、富岡市の東西を横断するように走っている。
上信越自動車道は丘陵部分に敷設されており、額部地区に入るにはちょっとした山越えをしなくてはならなかったのである。
写真は山越え中の県道198号線から見下ろした富岡市の高瀬地区。右側に見切れているのは富岡市立の南中学校だ。写真で見ると長閑な田園風景だが、探索したのは真夏の群馬県である。ママチャリタイプのレンタサイクルで超えるには、ハードな行程であった。
額部公民館へ
なんとか上信越自動車道を超えると、あとは爽快な下り坂である。1キロ程の距離をダラダラと走り、右手に額部保育所が見えてきた先、南後箇(みなみごか)の交差点を右へ。富岡額部郵便局の先に錆びついた額部公民館バス停の標識を確認することが出来た。見事な錆びっぷりである。
運行状況を確認してみるとバスの本数は1日あたり4本。3時間に1本という配車状態である。やはり、この地区の探索をバスで行うのは、なかなかに無理がありそうだ。
バス停の前にあるの今回の目的地、額部公民館だ。なお、先ほどから、額部地区、額部地区と連呼しているが、住所表記的には「富岡市南後箇」であるらしい。なんともわかりにくいが、どのような事情があるのだろうか。
額部公民館前庭の白ポスト
さて、お待ちかね。ようやく白ポストの登場である。
もはやお馴染みの直方体型。比較的小振りの白ポストである。富岡市の白ポストとしてはもっとも多く流通しているタイプと言える。回収口も前面に設置されており、内蔵鍵にて施錠されている。支柱は角柱型で、路面にそのまま埋まっておりポスト本体を固定している。
続いて右から見た図。天板部分は僅かに後方に傾斜しており、雨水などは背面に流れる設計となっている。
次は左から。屋外設置タイプであるが故に、各所に錆びが浮いている。公道の前にあるため、外観の汚れも目立つ。
最後は背面から。改めてみると天板部分が真っ黒に汚れていることが良くわかる。塗装の剥げやすい、上下端の部分から錆が出始めていることも観察できる。
なお、富岡市の白ポストが、「何かに似ている」と長らく感じてきたのだが、ようやくその正体に思い至った。それは百葉箱である(笑)。よし、この形状の白ポストを百王箱型と名付けることにしよう!
最後は周辺の状況を
位置関係がわかりにくいと思うので、額部公民館とセットで映り込んでいる写真もアップしておこう。富岡市側の公開情報通り、「額部公民館前庭」に設置されていることがよくわかるはずである。
そして、ラストはストリートビューでおさらいである。
画面をぐりぐり動かして頂けると判るのだが、額部公民館バス停のすぐ裏に設置されている。公道側からであると、ポストは背面しか見えないので、視認性的にどうなのだろうと思うのだが、「判る人には判ればいい」という方針なのかもしれない。白ポストは全ての人々に認識される必要は無いのだろうから。