第三次身延線白ポスト探索
先日、諸般の事情で東海方面に出かける機会があり、その帰りに身延線に乗車。2016年の第二次身延線白ポスト探索以来である。久しぶりに沿線の白ポスト事情を確認することが出来た。
富士駅から各駅の身延線に乗り込み、二時間ほど列車に揺られると鰍沢口(かじかざわぐち)駅に到着である。
鰍沢口駅は2007年の往訪以来なので12年ぶりの再訪となる。当時の往訪レポートはこちらを参照の事。
鰍沢口の駅舎が新築された!
身延線の駅舎は従来の駅舎が壊され、2016年に新築されている。今回の往訪は、新駅舎での白ポストがどうなっているかを確認するためである。
ホームを降りて、駅舎方面を見ると確かに変わっている!昔ながらの木造駅舎は跡形もない。
こちらは改札口。駅舎新築に先立ち、2012年の時点で駅の無人化も行われている。そのためか構造も至ってシンプルである。
そして、こちらが鰍沢口駅の新駅舎である。すっかりイマドキ風のモダンな駅舎になってしまった。白ポストは駅舎向かって右側に確認できる。健在であった。
ちなみに、2007年撮影の鰍沢口駅はこんな感じ。かつては有人改札であり、駅舎のサイズも倍以上に大きかったことが判る。この当時の白ポストは駅舎向かって左手に置かれていた。
鰍沢口駅の白ポスト
さてお待ちかねの白ポストの登場である。シンプルな直方体タイプ。支柱を持たない自立構造は山梨県ではお馴染みのデザインだ。
右側面を見てみるとこんな感じ。回収口はこちらに取り付けられている。南京錠による外部施錠タイプである。
そして上から見た図。金網の奥はもう駅構内である。
屋外設置であるためか、天板の各所に錆が浮き出ている。定期的なメンテナンスを行わないと傷みが激しくなりそうである。
Googleのストリートビューでも見てみよう。
あれ、こちらは2014年の撮影データで旧駅舎のままであった。いずれはデータが新しくなることを期待して、いちおう画像は貼っておこう。
新旧白ポスト比較
最後に、2007年当時と、2019年とで白ポストを並べて比較してみよう。
良く見て頂きたいのだが、ポスト下部の青少年育成ロゴの赤丸の部分。二か所、目のように塗装が剥げている箇所がわかるだろうか。2007年では微妙すぎてよくわからないかもしれないが、2019年になるとかなり塗装が剥げ落ちてきているのである。
この点から、鰍沢口駅の白ポストは同様のポストが、継続して使われていることが判る。2007年版では投函口左手に塗装の剥げがあるが、こちらは塗りなおされたのか補修が加えられている。やはり、定期的な白ポストメンテナンスが行われているのであろう。
富士川町の白ポスト探索へ!
ちなみに、鰍沢口駅の所在地は山梨県西八代郡市川三郷町なのだが、「鰍沢」の名前からも判るとおり、旧鰍沢町の玄関口的な役割の駅である。駅から数十メートル出ると、そこは旧鰍沢町内なのだ。
鰍沢町は、2010年にお隣の増穂町と合併し富士川町となっている。今回の白ポスト探索のメインは、この富士川町の白ポスト調査にある。いずれ結果をご紹介していく予定なのでお楽しみに~