白ポストに誤認されやすい「図書返却用」ポスト
久しぶりに「白ポストじゃない?」ネタ。
白ポストに誤認されやすい「図書返却用ポスト」をご紹介したい。
こちらは、JR横須賀線、鎌倉駅改札前にある鎌倉市図書館の図書返却用ポストである。白いポストという意味では、広義の白ポストと言えなくもない存在だが、もちろんその役割は全く異なる。
白ポストが、文化の成れの果て、終焉ともいえる存在であるとするならば、図書返却用ポストは文化の担い手、守り伝えていくための灯台のような気高い存在である。
パッと見では、同じような「白いポスト」ではあるのだが、よく見てみると図書返却用ポストからは威風辺りを払うかのような、知的な雰囲気が醸し出されているではないか(気のせい?)。
投函口の構造も、本を傷めないようにとの配慮だろうか、いったん本を乗せるための簡易台が用意されているのである。なんという優しさ!
鎌倉駅の図書返却用ポストの気高さは、さらに「俳句ポスト」が併設されていることででより一層強調されている。なんと、その場で一句詠んでポストに投函することができるのである。さすがは古都鎌倉。恐るべき雅やかさなのである。