白ポスト写真館

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京浜東北線蕨駅の白い箱、10年後のビフォーアフター

蕨駅を10年ぶりに再往訪

埼玉県蕨(わらび)市、京浜東北線蕨駅白ポスト(白い箱)については、2008年時の往訪レポートを既に紹介済みだが、今年の9月に再訪する機会があったので改めて現状をお知らせしたい。

 

まずは、百聞は一見に如かず。2008年と2018年の状況の変化を比較写真で見て頂こう。その違いは、あまりに明確である。あんなに引っ込み思案だった、蕨駅の白い箱ちゃんがこんなに積極的に(笑)。

日陰の存在から日の当たる場所へ

日陰の存在から表舞台へ

もともと、この駅の白ポスト(白いポストだけど)は、改札向かって左手。VIEWカードのキャッシュディスペンサーのお隣に設置されていた。VIEWカードのキャッシュディスペンサーが新しくなり、従来の個室スタイルからオープンな形状に変化しているのだが、この影響なのか、フリーペーパーのラックの後ろに隠れるように配置されていた白ポストが、前面に出てきているのである。
これまで蕨駅白ポストはフリーペーパーのラックの背面で、息をひそめるようにささやかに活動してきた。当然、人々の認知度は上がらないであろうし、地元の方でも存在を知らなかった方も多いだろう。

しかし、どういう心境の変化なのだろうか?にわかにやる気を発揮し始めたようだ。やはり、従来の設置位置では十分な回収効果を上げることが出来なかったのかもしれない。 

エスカレータを上がってくると左手に

エスカレータを上がってくると左手に

2018年版を、もう少し引いた位置から撮影したのがこちら。画面左奥は駅入り口のエスカレータ部分だ。蕨駅を利用する乗客の皆さんは、橋上駅舎に入って来ると、すぐ左手にこの白ポストを視認することになるのだ。

本体の色も変わっていた!

続いて、二枚目の比較写真はこちら。続いては、本体塗装について注目してみよう。「白い箱」と記された部分の色が渋めのネイビーブルーから、鮮やかな青に塗りなおされているのが判るだろうか。設置箇所の変化だけではなく、本体色も目立つ色合いにリファインされていたのである。

 

地味に塗装も変わっている

地味に塗装も変わっている

更に、良く見て頂きたいのだが、前面部分の注意文「子どもたちに見せたくないコミックは~」の箇所、文字の配置が2008年版と2018年版とでは異なっている。この点についても、塗り直しの上で新たに書き換えられたことが判る。

2018年版のご紹介

では改めて、蕨駅、2018年の白ポストの特徴に迫ってみよう。

本体は直方体型。外観はかなり鋭角的で、本体の角の部分はぶつけたらかなり痛そう。よくモノがぶつかるのか、摩耗により塗装が剥げてしまっている。屋内設置であるためか、投函口部分での庇構造は確認できない。

正面から見た図

正面から見た図

続いて左から見た図。この白ポストの特徴は左右両方にも投函口があることで、前面とあわせて三方向からの投函が可能である。2008年当時は、フリーペーパーラックの背面に押し込められていた関係で、せっかくの三方向投函機能が活かせていなかったのだが、ようやく本来の機能を発揮出てきているようである。

左から見た図

左から見た図

最後に右側から見た図。こちら側に投函口があるのが確認できる。

壁に接して置かれているため、背面にあると思われる回収口は確認できなかったが、良く見ると南京錠のようなものが映り込んでおり、外部鍵による施錠が行われている模様である。

右から見た図

右から見た図

白ポストの回収量が爆増していた件!

蕨市のHPでは、この白ポストの稼働状況が報告されている。以下、引用させて頂く。なかなかに衝撃的な内容である。

www.city.warabi.saitama.jp

 蕨市少年センターでは、JR蕨駅改札口付近にて有害図書(成人指定)の回収を行っております。青少年健全育成を阻害する図書類は「白い箱」へ投函ください。

有害雑誌・図書=雑 ビ=ビデオテープ、写=写真、DVD=デジタルヴァーサタイルディスク

年度 合計  有害図書  一般週刊誌  漫画雑誌  単行本  回収回数 
 29年度 918冊  731冊(雑540、ビ37、写0、DVD154)  114冊

49冊

24冊 12回
 28年度 809冊  658冊(雑303、ビ14、写12、DVD329)  106冊 22冊 23冊 12回
 27年度 945冊  861冊(雑218、ビ31、写0、DVD612)  55冊 19冊 10冊 12回
 26年度 226 156冊(雑88、ビ0、写0、DVD68 36冊 21冊 13冊 12回
 25年度 256冊  183冊(雑85、ビ7、写0、DVD91)  28冊 24冊 21冊 12回
 24年度 460冊  416冊(雑231、ビ45、写54、DVD86  34冊  1冊  9冊  12回 
 23年度 151冊  106冊(雑53、ビ0、写0、DVD53  14冊  21冊  10冊  12回 
 22年度 601冊 410冊(雑299、ビ23、写0、DVD88  58  70  63  12 
 21年度 266冊  197冊(雑99、ビ55、写0、DVD43  35冊  16冊  18冊  12回 
 20年度 241冊  151冊(雑101、ビ5、写0、DVD45  38冊  25冊  27冊  12回 
 19年度 308冊  119冊(雑80、ビ8、写0、DVD31  45冊  86冊  58冊  11回 
 18年度 313冊 118冊(雑88、ビ10、写0、DVD20  44冊  98冊  53冊  11 

 蕨市HP 蕨市少年センター有害図書回収状況(白い箱)より

平成26年から平成27年にかけて、回収量が爆増しているのが判る。なんと4倍強の大成果である。いきなり蕨市民の皆さんの投函意欲が増したとも考えにくい。あくまでも推測でしかないが、この時点でポスト設置位置の見直しが図られたのではないだろうか?さすがにこれほどの回収量増加は、なんらかの要因があったと考えるべきであろう。

それにしても、デジタル全盛のこの時代に、未だこの回収量を誇っているのは意外でもある。実際に投函を行っている世代(おそらくは中高年以上)としては、有効な廃棄方法であるのだろう。今後の数値変化にも注目していきたいところである。