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東海道本線新蒲原駅の白ポスト

結局、また更新間隔が開いてしまった。

実家の売却に伴う後片付けと(超絶大変だった!)、仕事の繁忙期がようやく終わりかけてきたので、そろそろ通常運用に戻せるはず(たぶん)。

新蒲原駅に自分でも行ってみた

本日ご紹介するのは、東海道本線新蒲原(しんかんばら)駅の白ポストである。

東海道本線新蒲原駅

東海道本線新蒲原駅

この駅の白ポストについては、2014年に友人のKさんが現地往訪した際に、偶然発見されたものを写真で送っていただいたので、そちらを紹介した記事がある。

whitepost.hateblo.jp

今回は、その現地確認レポートである。往訪は2018年11月。記事にするのに時間がかかってしまって申し訳ない。

新蒲原駅へ

東海道本線の新蒲原駅は静岡県静岡市清水区に位置する駅である。

蒲原はかつては、東海道五十三次の宿場町として栄えた、蒲原町という独立した自治体であったが、2006年に静岡市に編入合併されている。新蒲原駅は、この旧宿場町である蒲原宿の最寄駅である(別にある蒲原駅よりこちらの方が宿場町には近い)。

新蒲原駅舎

新蒲原駅舎

新蒲原駅の駅舎は、コンクリート製の平屋構造。このあたりではよく見かけるタイプの駅舎である。駅構内及び、駅の入口では白ポストは発見できなかった。

2014年時点での、Kさんが発見された時の白ポスト設置位置はだいたいこのあたり。写真に駐輪禁止を示す標識が映りこんでいるので、かつてはこの場所に置かれていたのであろう。

新蒲原駅の白ポストを発見

今回、実際に白ポストが設置されていたのはこのあたり。画面奥の部分ね。

地図的に見てみるとこんな感じ。赤い印が2014年時点での位置、青い印が2018年時点での白ポスト設置位置である。

駅舎向かって左側。線路沿いで、駅階段の真下。エレベータ部分から、少し回り込んだような位置に白ポストは置かれており、駅舎の正面からは視認出来ないように位置になっている。

こちらの写真は右手に見えるオレンジ色が、駅舎の屋根部分。真ん中にあるのが駅のエレベータ構造。回り込んで左側奥に設置されているのが白ポストである。

新蒲原駅舎と白ポストの位置関係図

新蒲原駅舎と白ポストの位置関係図

発見難易度的にはやや高め。なかなかの初見殺しである。やはり人目をはばかる設置物であるためか、パッと見判らない場所に移動させられてしまっているようなのである。判る人だけ判ればいいという考え方なのであろう。

新蒲原駅の白ポスト

さて、長々と引っ張ってしまったが、ようやく念願の新蒲原駅の白ポストにご対面である。支柱を持たない自立構造の直方体型。白色に塗られた本体に青文字で「白ポスト」と書かれている。

目の前に、静岡市役所によるバリケードが置かれてしまっており、まともに運用されているのかどうかはなはだ不安にさせられる。

新蒲原駅の白ポスト

新蒲原駅の白ポスト

こちらは右側面。側面から見ると末広がりの台形型の構造になっていること判る。この点は、東静岡駅の白ポストと同様であり、静岡市タイプの顕著な特徴の一つである。

右から見た図

右から見た図

続いて左から。正面扉を見ると本来の内蔵鍵もあったようなのだが、壊れてしまったのが、鍵を紛失したのか、現在は機能していないのだろう。後付と思われる南京錠によって、改めて施錠されている。

また、ポスト正面の記載では「蒲原町」とあり、2006年の静岡市との合併以前から存在する白ポストであることが伺える。

左から見た図

左から見た図

最後に背面図である。スペースの都合で完全に真後ろに回り込むことは出来なかった。駅の階段構造の下に置かれているので、多少の雨露はしのげるのかもしれないが、それでも屋外設置であることは変わりがない。各所に錆が浮き出ており、経年による劣化はかなり進んでいるようである。

背面図

背面図

蒲原駅には白ポストは無い

おまけ。せっかくなので、お隣の蒲原駅にも白ポストが置かれていないかどうか、確認のために立ち寄ってみた。結果、白ポストの存在は確認できなかった。

蒲原駅

蒲原駅

蒲原駅よりも、新蒲原駅の方が、もともとの蒲原町に近く、実際の乗降客数は倍近く違う。結果として、新蒲原駅に白ポストを設置した方が有効性が高いと判断されたのであろう。

蒲原駅と新蒲原駅の設置については、いろいろな歴史上の経緯があるようなので、興味のある方はこちらをご覧いただきたい。

ja.wikipedia.org