三か月ぶりに中央本線シリーズを再開
少し時間が空いてしまったが、中央本線シリーズを再開しよう。同一形状の山梨県型の白ポストを延々と紹介していくこのシリーズもようやく8駅目。前回までのお話はこちらから。
本日登場するのは山梨県大月市、JR東日本中央本線は笹子駅の白ポストである。撮影は2006年。恥ずかしながら、なぜか笹子駅に関しては、駅舎の撮影をしていなかった。時間が無かったのか、白ポストだけを撮影出来ればいいと思い込んでいたのかは謎である。白ポストを撮影しはじめた2000年代初期は往々にして、周辺の状況を撮影し損ねる事態が散見されており、自らの意識の低さに恥じ入るばかりである(反省)。
白ポストはただ単体で存在するのではなく、社会情勢や自治体の歴史、設置箇所の地理的条件等の複合的な構成要素の上に設置されているのだということ肝に銘ずべきであろう。
笹子駅の外観はこんな感じ
仕方がないので駅舎外観はストリートビューで確認してみよう。
このあたりは笹子川によって形成された狭い段丘内に、国道20号(甲州街道)、中央自動車道、そしてJRの中央本線と、3本の交通の大動脈が集中して設置されており、平らな部分が非常に少ない地域である。
笹子駅舎は地上駅だが、跨線橋の類はなく、駅ホームとは地下道を使って行き来を行う。向かって左は山、右手には民家、その先に国道20号が走っている。
ご覧いただくと判ると思うが、駅舎の外側には白ポストは置かれていない。笹子駅の白ポストは待合室内に設置されているのである。
笹子駅の白ポスト
長々と引っ張ってしまったがこちらが笹子駅の白ポストだ。駅の待合室内に設置。
見切れているが、右側に簡易型のSuica改札機が見えるだろうか。駅舎内の簡易改札、向かって左手にこの駅の白ポストは置かれていた。
右から見た図がこちら。直方体型の支柱なしの自立タイプ。オーソドックスな山梨県型の白ポストである。回収口は向かって右側に設けられており、南京錠による外部鍵構造となっている。
今回は写真の画質もひどく、周辺状況もきちんと撮影できていないので、改めて是非再訪出来ればと考えている。かれこれ10年以上再訪出来てないので、そろそろ行くべきタイミングではある。各地の撮り残しの課題を抱えているので、いつ往訪できるかは微妙ではあるけれど……。