福知山線相野駅の白ポスト
本日ご紹介するのは、福知山(宝塚線)線相野(あいの)駅の白ポストである。画像提供は、お馴染みのポメ兄さんである。撮影は2023年2月とのこと。いつもありがとうございます♪
カクカクとした光り輝くステンレスボディ。直方体型の本体から四本の支柱が伸び、同様に四角柱型の台座に固定されている構造である。
正面には
有害な図書・雑誌
ビデオテープ等はこの
ポストに入れて下さい
とあり、「ビデオテープ」の部分に時代を感じざるを得ない。
逆方向から撮って頂いたのがこちら。背面部分は鎖でフェンスに固定されている。チェーン部分には南京錠の存在も確認できる。これは転倒&盗難防止のための措置であろう。回収口は背面にあると思われ、中身を取り出す際には鎖を取り外す必要もありそうだ。
ストリートビューで見てみるとこんな感じ。駅舎向かって左側。少し距離を置いた位置に白ポストは置かれている。
三田市の白ポスト
福知山線相野駅は、自治体的には兵庫県三田(さんだ)市に属する駅だ。つまりこの白ポストは三田市による白ポストということになる。
三田市HPの青少年センター活動内容の部分から引用させていただくと、三田市の白ポスト設置状況は以下の通り。
「白ポスト」(市内鉄道の駅9箇所)による有害図書、成人向けビデオ等の回収など
具体的な箇所は明記されていないが、「市内鉄道の駅9箇所」とあるので、これが探索の大きな手掛かりとなる。
また、孫引き記事で恐縮だが、こんな記事も発見できた。
三田市は、1993年7月頃に初めて2駅に設置した。(”有害図書の回収に「白ポスト」を設置 三田市教委”1993年7月10日朝日新聞朝刊兵庫面)
福知山線三田駅☆・新三田駅☆・広野駅×・相野駅☆、神鉄ウッディタウン中央駅・南ウッディタウン駅・フラワータウン駅・横山駅・三田本町駅☆への設置を確認できる(藍本駅前は無し)
上記のヒントを元に、ざっくりとではあるが、三田市内の白ポストをストリートビューで探してみた。
三田本町駅
神戸電鉄三田線、三田本町駅(さんだほんまちえき)。駅舎向かって右側に設置が確認できる。
横山駅
神戸電鉄三田線、横山駅(さんだほんまちえき)。北口の駅舎向かって右側に設置が確認できる。
広野駅
福知山(宝塚線)線広野(ひろの)駅。駅舎向かって左側、電話ボックスの脇に白ポストが確認できる。
三田駅、新三田駅、神鉄ウッディタウン中央駅・南ウッディタウン駅・フラワータウン駅については、ストリートビューのカメラが肝心な部分に入れておらず、残念ながら設置状況を確認することはできなかった。
ちなみに、三田市タイプの白ポストや、伊丹市や、宝塚市、芦屋市の白ポストと形状が酷似している。この点については、後日、改めて掘り下げていきたい。
三田市の白ポストと形状が似ているのはこちら