茨城県鹿嶋市の旅最終章
茨城県鹿嶋市の白ポストを巡る旅、今回が最終回である。
三基存在するとされていた、鹿嶋市の白ポストだが、鹿島神宮駅構内の物件は撤去されていた。こちらは一時的なメンテナンスの可能性もあるので、今後も継続観察を続けたい。
一方で、鹿島神宮駅の目の前、バスターミナル内の白ポストは健在であった。こちらは、ほぼ駅構内といっても支障のない近さなので、もしかたら今後はこちらに一本化されるのかもしれない。
鹿島大野駅へ
ということで、鹿島神宮駅にて、鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線に乗車。こちらは、『ガールズ&パンツァー』仕様である。
二両編成の列車に15分程揺られると目指す鹿島大野駅である。鹿嶋市最後の白ポストはこの地にあるのだ。鹿島大野駅は島式ホームで1面2線。列車交換を見送りつつ下車。
こちらが鹿島大野駅舎。三角屋根の時計台が付いたなんだかメチャメチャモダンな佇まいである。駅舎右手下に、ちょっとだけ白ポストが見え隠れしているのが確認できるだろうか。
少し寄ってみたのがこちらの写真。鹿嶋市タイプの白ポスト発見である。
ストリートビューで見てみるとこんな感じ。あんまり近い位置から撮ったものがなかったのでこれで許してね。
鹿島大野駅の白ポスト
さて、こちらがお待ちかねのの鹿島大野駅の白ポストである。
直方体型の本体。支柱と台座は方形である。鹿嶋市タイプ最大の特徴である、天板上部のサッカーボール型の装飾ももちろん健在である。
女子トイレの目の前に設置されているという、過酷な撮影環境であったが、幸い駅は無人であり事なきを得た。女子トイレの前で怪しげな撮影をしている中年男性。一つ間違えれば通報案件になりかねないので、こういう場所に置くのは辞めてほしい……。だいたい、この位置では投函にしにくいと思うのだいかがだろうか。
サッカーボール部分拡大。かなり錆が浮いている。劣化も進んでいるので、サッカーボール部分が取れてしまったりしないのかと心配してしまう。
天板部分は丸屋根構造になっており、雨水を左右に落とす仕組みになっている。
続いて左から。サッカー王国鹿嶋市らしく「イエローカード」のデザインも、鹿島神宮駅前バスターミナルのものと同一である。
謎のカラス?風マスコットキャラも健在。回収口はこちら側についている。
回収口部分を拡大したのがこちら。やはり四桁のダイアル錠による外部鍵構造となっている。また、本来の鍵設置部分が壊れてしまったのか、別の箇所に新たに留め金を作る回収が施されていた。
最後に背面図。同様にいたってシンプルだが、錆びによる劣化が目立つ。辛うじて屋根があるとはいえ、風雨は避けられない設置位置である。経年による劣化は相当なものがあるのであろう。
以上、鹿嶋市の白ポスト探索の結果報告をお届けした。この日は、あと少しだけ白ポスト探索を行ったので、そちらの詳細は次回改めて!