前回までのあらすじ
少し間が空いてしまったので補足。
2018年8月17日、群馬県富岡市の白ポストを訪ねる夏旅レポートの三回目。上信一ノ宮駅に到着(12:07)、次の列車は25分後である。関東最大の設置規模を誇る富岡市の白ポスト設置数はなんと16!出来るだけ多くの白ポストを発見するためには、富岡市内を短時間で効率良く回らなくてはならない。そのため、上信一ノ宮駅に滞在できるのは僅かに25分。この短い時間に約600メートル離れた一ノ宮公民館にたどり着き、白ポストを撮影して戻らなくてはならないのだ。
前回の往訪レポートはこちらからどうぞ。
上州一ノ宮駅に戻ってきた
とかなんとか行ってたわりに、下調べがバッチリだったおかげで、わりとあっさり戻ってこられた。再び上州一ノ宮駅に到着(12:22)。まだ10分以上あるので余裕だった。
で、こちらが上信電鉄の上州一ノ宮駅。濃厚なノスタル波を漂わせる、いい感じの木造駅舎である。白ポストがあるのは駅舎向かって左手(北側)。黄色い柵の向こうに、さりげなく佇んでいるのが確認できるだろうか。富岡市の設置名称「上州一ノ宮駅入口北」はその位置を正確に指し示しているのである。
角度を変えてもう一枚。白ポストは横向きに設置。正面を向いていないあたりに、奥ゆかしさを感じる。判る人だけ判ればいいという気遣いであろうか。
全然関係ないけど、この駅の屋根ものすごく複雑な構造してるよね。切妻なのかと思えば、微妙に入母屋の部分も残ってるし、屋根の傾斜角度が途中で変わるのかも、とても気になるわたくし。
ストリートビューでも見ておこう。本Blog執筆時のデータは2012年のもの。未成年者の喫煙を禁じる旨が告知された看板が陰になっており、非常に見にくいが拡大してみると辛うじて白ポストの存在が視認できる。
上州一ノ宮駅の白ポスト
ということで、こちらが上州一ノ宮駅入口北の白ポストだ。駅舎左側の窪みに、誂えたかのようにスッポリ収まっている。なんというジャストフィット。
支柱は角型、本体は直方体型で小振りのコンパクトタイプ。前面回収タイプで内蔵鍵仕様である。吉田公民館入口北に設置されていたものと同一の形状と見て差支えないだろう。投入口の部分に「投入口」と書かれたシールが貼付されている。吉田公民館入口北の白ポストではこの部分は文字が見えなくなっていたが、本来の姿はこうなのだろう。
こちらは左側から見た図。こちら側の面への文字記載は認められない。
続いて右からもう一枚。こちらも文字の記載は無し。駅舎正面からはこちらの側しか見えないのだが、白ポストであることを示すものは何も書かれておらず、何も知らなければ気づかずにそのままスルーしてしまいそうである。手間にある黄色い柵が唯一、人目を引く部分であろうか。
最後に背面図。こちらも綺麗なもので文字表記の類は無し。文字表記は前面のみ、これが富岡市の白ポストの基本スタイルと思われる。
上州一ノ宮駅入口北の白ポストの撮影を無事に終えて、再び上信電鉄に乗車(12:32)、富岡市の白ポスト探索シリーズ、次なる目的地は一つ先の上州七日市駅である。次の更新はもう少し早くできる見込み(たぶん)。もうちょっと待ってね。
※2018/9/29追記 お次はこちら