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城端線城端駅の白いポスト(2022年版)

城端線の城端駅へ!

前回のしなの鉄道戸倉(とぐら)駅の白ポストに続き、またまた湊さんより画像を提供頂きました!いつもありがとうございます!

今回登場するのはJR西日本城端(じょうはな)線、城端駅の白ポストである。自治体的には富山県南砺(なんと)市に該当する。

こちらが城端駅舎。黒瓦の重厚感のある駅舎である。白ポストは駅舎向かって左側に設置されている。

城端駅舎

城端駅舎

ストリートビューで見るとこんな感じ。

城端線城端駅の白いポスト

さて、こちらが城端駅の白ポストである。

直方体型の本体に、台形型の投函部が載せられた、かなり特殊なフォルムが目につく。投函口の上部には「有害図書追放」と書かれた水色の矢印がデザインされている。

城端駅の白ポスト

城端駅の白ポスト

特に印象的なのはポスト前面に描かれたチューリップマークであろう。チューリップが富山県の県花であることに由来するものと思われる。

このデザインは昭和41年(1966年)に制定された、青少年育成運動のシンボルマーク(以下参照)を、富山県風にアレンジしたものではないかと想像している。これはなかなかに斬新なアレンジ。

https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/image/89168.gif

新潟県HP:【参考】青少年育成運動のシンボルマークについてより

湊さんは側面からの写真も送ってくれたので、もう一枚画像をご紹介しよう。ポスト上部の台形型の構造がわかりやすくなっている。右側面に回収用の扉が設置されていることもわかる。南京錠による外部施錠構造だ。

側面から見た図

側面から見た図

2004年版との比較をしてみる

城端駅の白ポストについては、2004年に往訪した際のレポートを以前に書いている。

せっかくなので2004年版との比較をしてみよう。

左が2004年にわたしが撮影したもの。右が湊さん撮影の2022年版である。2004年版ではかなり劣化が目立っていたが、最近になって補修がなされたのであろうか、2022年版はずいぶんと小ぎれいになっている。ペイントも塗りなおされているようだ。ツヤっツヤである。

城端駅の白ポスト比較図

城端駅の白ポスト比較図

白ポストの運営団体も微妙に異なっている。

2004年版では、

  • 城端町
  • 保護司会
  • 更生保護婦人会
  • BBS会

とあったものが、2022年版では以下に変わっている。

  • 南砺市
  • 青少年育成南砺市市民会議城端支部

城端町は2004年に周辺地自治体と合併して南砺市になったので、自治体名が変わっている。どうでもいいことながら、2004年版のBBS会が何なのか気になる……。

南砺市のその他の白ポストは?

南砺市のホームページを確認してみたが、白ポストに関する記述は発見できなかった。市内の白ポストについては、風きよしさんの古今東西舎によると、2015年の福光駅で存在が確認されている。しかしながら、ストリートビューで見る限り、設置を確認できず、場所が変わったか、それとも撤去されてしまった可能性がある。

南砺市内には城端駅をはじめ、城端線の駅が六駅存在する。が、いずれについてもストリートビューで見た限りでは、城端駅での白ポスト設置は確認できなかった。

富山県の白ポストはこちらも