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中央本線大月駅の白ポスト(2021年版)と「This is for garbage!」の謎

大月駅の白ポストが三度登場!

本日はしょうがさんより画像をご提供いただいた。山梨県大月市。JR中央本線大月駅の白ポストをご紹介したい。しょうがさんありがとうございます!

大月駅についてはこれまでに2003年版2016年版とその設置状況を報告してきた。内容は以下の通り。

前回のレポートから五年が経過してどのような変化があっただろうか。しょうがさんが送ってくださった画像がこちら。撮影は2021年10月とのこと。

大月駅の白ポスト(2021年版)

大月駅の白ポスト(2021年版)

甲府方面行きのホーム上に設置されていたそうなので、JR側の三番線ホームではないかと思われる。

「This is for garbage!」の謎

ちなみに、2016年にわたしが往訪した際の画像がこちら。違いがおわかりだろうか。

少し戻って2021年版の画像をもう一度よく見ていただくと、本体正面に「This is for garbage!」と手書きで英文字が書かれていることがわかる。直訳すれば「これはゴミ用です!」だろうか(Google翻訳)。

(追記)

MiWA (id:miwa3k)さんのコメントをうけて、よくよく見てみたら、「This is for garbage!」ではなくて、「This is NOT for garbage!」だった!!恥ずかしい~。すっかり見落としていた。NOTの赤文字が褪色してしまって見えなくなっていた。

大月駅の白ポスト(2016年版)

大月駅の白ポスト(2016年版)

大月駅は富士急行線の乗換駅であり、富士山観光の玄関口である。コロナでずいぶん人が減ってしまったが、かつては外国人観光客で大いに賑わっていた駅なのである。英語の表記はそのためであろう。

いやしかし、ちょっと待ってほしい。白ポストはゴミ箱ではないのである。

ここでもう一枚写真を見ていただきたい。こちらは2016年に撮影した富士急行側に設置されている白ポストである(大月駅には二基の白ポストが置かれている)。

こちらの表示では、「This is not trash can.(これはゴミ箱ではありません)」と書かれているのである。どっちなんだよ!

富士急側に置かれている白ポスト(2016年撮影)

富士急側に置かれている白ポスト(2016年撮影)

想像するに、外国人による郵便物の誤投函が相次いで起こった。といった問題があったのではないだろうか。「This is for garbage!」の注意書きは、外国人観光客に、郵便ポストと誤認されるのを防止するための措置であるのかもしれない。だからといって、ゴミを入れられても困ると思うのだけど。

(追記)

ということで、上記の考察もすべて不毛なものに(笑)。富士急側の白ポストに書かれている「This is not trash can.」が、JR側の白ポストにも「This is not for garbage!」として反映されたということなのだろう。謎でもなんでもなかった。

設置位置はホームの奥に

最後に位置関係を確認しておこう。こちらは2016年撮影の大月駅の白ポスト。ホーム上の位置関係がわかるだろうか。

2021年の設置位置は、背景の映り込みを考えると、ホームのより東京側にズラされたと考えるのが妥当である(赤矢印参照)。

設置位置はホームの奥に

設置位置はホームの奥に

富士急側の改札からはより離れた位置に動かされており、この点でも、外国人による誤投函を防止する意味があるのかもしれない。

富士急側の白ポストはこちら

ついでに、富士急側の白ポストも併せてご紹介しておこう。駅構内だが、幸いにもGoogleのストリートビュー画像が存在していた。投稿された方に感謝である。撮影は2020年11月。

JRの3番線ホームの甲府側に、富士急の乗り換え口が設けられている。富士急の乗り換え改札前に白ポストは設置されている。ストリートビューでぐるりと逆方向を向いていただくと、富士急の改札が見えるはずである。

以上、2021年版の中央本線大月駅の白ポストについてお届けした。

画像をご提供いただいた、しょうがさんありがとうございます!