小田原の白ポストが使用禁止に!
市内に13基もの白ポストを持つ、神奈川県、いや、南関東地域最大の白ポスト王国である小田原市についてこれまで何度かレポートを書いてきた。
そんな王国小田原に激震が走った。以下はTwitterにて教えていただいた現在の小田原市の白ポストの状況である。木原英雄さん引用をご快諾頂きありがとうございます。
神奈川県小田原市にある使用禁止になった白ポスト(その2)1枚目の画像から
— 木原英雄 (@totsukagumisawa) June 20, 2021
小田原駅西口
小田原駅東口
鴨宮駅北口
鴨宮駅南口。調べたら他にもある小田原市内にある白ポストは全て撤去予定らしい
(情報元・@nununi_w さんのツイートや引用ツイート) pic.twitter.com/4r2o2g9WWF
画像をご覧いただければわかると思うのだが、なんといずれも使用禁止になっているのである。
小田原市の白ポストについては、「小田原市子ども・子育て支援事業計画」主要事業の実施状況と今後の展開に以下の記載がある。
青少年環境浄化団体等支援事業
有害図書類の回収については、青少年の情報への接し方が紙媒体からデジタルに変化し、有害図書類の回収量が減少したことから、令和2年度から2年間で有害図書類の回収箱(白ポスト)を順次、撤去する。
当該部分を抜き出した画像がこちらである(赤線部は筆者)。
令和2年度からとあるので、昨年2020年度から既にこの措置は始まっていた可能性が高い。二年間で順次撤去とのことなので、令和4(2022)年度までには、小田原市の白ポストは完全に姿を消すものと思われる。
白ポスト撤去の理由はデジタル化の進展による回収量の低下とある。13基もの白ポストを運用する手間に反して、十分なリターンが得られなくなったということなのだろう。
白ポスト愛好家としてはすぐにでも現状を確認しに、小田原を訪れたいところだが、コロナ禍が続いている昨今、不要不急(どう考えても白ポストの探索は不要不急である)の他県への移動は控えねばなるまい。
もどかしいところだが、コロナ禍が落ち着いたら、小田原の白ポストの最後を見届けに訪れたいと考えている。