これまでのあらすじ
2003年及び、2017年の探索で狛江市内の6基(1基は撤去されてしまったけど)の白ポストの設置場所を探し当てたわたしだったが、狛江の資料[PDF]によると市内の白ポストが、実は8基あったことが判明!残る2基を求めてGoogleストリートビュー(←手抜き)で市内を徘徊するも成果は得られず、一年の歳月が流れようとしていた。
昨年の探索レポートはこちらを参照してね。
きっかけは一流さんの東京日記
毎週読ませて頂いている一流さんの東京日記、2018/10/8の更新が狛江特集だった。
狛江にも、けっこう知らない場所があるなあと思いながら、つらうら読ませて頂いていると5枚目が白ポストの写真であった。ああ、狛江の白ポストを取り上げて頂けたのか、嬉しいなと思ったのも束の間、 映り込んでいる背景、ポストの傷み具合に見覚えがないことに気が付いた。こ、これは未知の白ポストではないか!
ということで、不躾にもコメント欄で場所を教えて頂き、早速ストリートビューで確認したのがこちら。おおお、こんなところにあったとは!
狛江駅にはもう一つ白ポストがあった
小田急線狛江駅の北口に白ポストがあることは2003年の時点で確認が出来ていた。六角形型の大容量タイプである。この白ポストの往訪記録はこちらを参照のこと。
しかし、狛江駅の白ポストは北口だけではなかったのである。よもや反対側に置かれているとは全くの盲点であった。
言い訳めいた話になるが、狛江駅の北口ロータリーと、南口ロータリーは、小田急線の線路を挟んで線対称の位置に置かれていない。対角線的な配置で、少し距離が離れているのだ。そのため北口から南口側に抜けてもロータリーの存在を確認できず、そのまま何もないものと判断して探索を打ち切ってしまっていたのである。なんというウッカリさんであろうか。
北口ロータリーから、改札前を抜けて南口側に出て、線路沿いに右へ。そうすると南口のロータリーが見えてくる。左手に見える三角柱型の独特のフォルムは、間違いなく狛江市の白ポスト(小容量タイプ)である。
場所的にはauショップの目の前。こんな感じの立ち位置ね。
ポスト側から狛江駅を見るとこんな感じ。駅前駐輪場の精算機の近くにこの白ポストは置かれていた。
狛江駅南口の白ポストに迫る
さて、念願の狛江市7基目の白ポストにご対面である。まずは正面画像から。
正面といっても、狛江市の白ポスト(小容量タイプ)は三角柱構造の自立型で、そのうち投函口が二面設けられている。そのためどちらが「正面」なのかは断じにくいのだが、歩道に面したこちら側を仮に「正面」としておこう。
続いてもう一つの投函口のある側、なぜか車道側を向いている。これではせっかくの二面投函機能が活かせないような気もするが、実は車に乗ったまま利用が出来るという利点があるのやもしれぬ(助手席側だけど)。
狛江市の白ポストは、基本屋外設置のため各所に錆が浮き出ており傷みが目立つ。
お次は回収口のある後ろ側だ。こちらも歩道側を向いていて、駅側から来ると実はこの面が最初に見えてしまう。改修作業のしやすさを考慮しての事だろうが、視認性のことを考えると微妙な気もする。独自の三角柱構造故の取り回しの難しさである。
三角柱構造がわかりやすいように、上から見た図も撮影してみた。鋭角的な正三角形の構造が良くわかるのではないだろうか。
最後は下半分、接地面の状況を見て頂こう。狛江市でしか見られない三角形型の台座が確認できる。
残る白ポストはあと1つ!
これで、狛江にあるとされている8基の白ポストのうち7基までは発見することが出来た。残る一つは何処に!という謎は残るのだが、実は今回の探索行の途中で偶然発見出来てしまった。次回、「狛江市の白ポスト完結編」で改めてご紹介する予定なのでお楽しみに。