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狛江市最後の白ポストはいなげや狛江東野川店前に

狛江市8基目の白ポストを遂に発見!

前回のエントリ↑では、狛江市の7つ目の白ポストが狛江駅の南口に存在していたことを書いた。
狛江市の白ポストは狛江市の開示している資料[PDF]によると、その数は8。では、残る最後の1基はどこにあるのか?資料内では具体的な場所は開示されておらず、2003年以降、何度か狛江市を訪れては探索を繰り返してきた。今回はその解決編にして決着編である。

まずは結論から

いなげや狛江東野川店

いなげや狛江東野川店

狛江市最後の白ポストは、いなげや狛江東野川店前に設置されていた。小田急バスの覚東(がくとう)停留所が最寄りとなる。いなげやは立川市に本社があるスーパーマーケットで、どちらかというと東京の西部に多いかな。黄色と緑色のツートンカラーの看板が目印。多摩地区の住民にはお馴染みの店ではないだろうか。

地図で見てみるとこのあたりね。 

たまたま近くをバスで通って発見

冒頭で意気込んでしまったが、その割には発見の経緯は偶然に拠っている。実は、狛江駅南口の白ポストを確認した際の副産物なのだ。

未確定の白ポストが存在する地域を徘徊する際は、それが路線バスでの移動であっても、道の両側の監視は怠らない。どこに白ポストが潜んでいるかわからないのである。その行程では常に臨戦態勢である。

仙川から狛江駅北口行きのバスに乗り込み、野川を越えて狛江市に入る。小田急バスの覚東バス停を通過したあたりで、左手の視界に強烈なプレッシャーを感じたわたしは、流れ去る車窓の彼方にお馴染みの三角柱型のフォルムを垣間見ていた。

後から撮影した写真だが、車窓から振り返った景観はこのような状態だ。狛江市型の三角柱が、さりげなく屹立しているのがわかるだろうか。

バスの車窓から見えた風景

バスの車窓から見えた風景

とはいえ、最寄りの覚東バス停を通過してしまったので、一つ先の停留所で下車して500メートル程、徒歩で戻る。見間違えだったのでは?という不安もよぎったが、近づいて確認すると、いなげやの看板の柱に挟まれるように、長年探し続けた白ポストが立っている。間違いない、これで確定である。

もう少し近寄ってみた図

もう少し近寄ってみた図

これが狛江市8つ目の白ポスト

 更に接近して撮影してみたのがこちらの一枚。いなげやの駐輪場スペースの中に設置されており、先ほども書いたがお店の看板を支える柱の間にスッポリと収まっている。デッドスペースの有効利用と言いたいところだが、店舗側のもてあまし感がそこはかとなく伝わってくる。

更に接近してみた

更に接近してみた

三角柱側なのでどれが正面かと言われると微妙なところだが、とりあえず車道側を正面としておこう。前後は店舗看板の支柱、左側にはスーパーのカート、右側には買い物客の自転車が置かれており、周囲を完全に包囲されている状態である。

正面から見た図

正面から見た図

投函口部分に寄ってみよう。本体の周囲や投函口のあたりは、布テープで補強がなされている。各所に錆も浮き出ており、これまで見てきた狛江市の白ポスト群と比べると随分と傷んでいることが判る。

投函口部分を拡大

投函口部分を拡大

 左側に回り込んで、もう一面ある投函口を見てみよう。こちら側はスーパーのお買いものカートに詰め寄られていてなかなかに投函するのが難しそうである。縦一文字に鋭く大きな傷が走っており、痛々しさを誘う。白ポスト愛好家としては慙愧に堪えない外観である。

左側から見た図

左側から見た図

右側にまわって、次は回収口のある面を観察してみよう。この時間帯、まだ買い物客の自転車がさほど多くなく、こちらの側からは容易に接近することが可能であった。

背面図

背面図

最後の回収口の拡大図だ。年季の入った内蔵鍵構造を持つ扉が見て取れる。台座部分の三角形も全体に茶色い錆が浮いており、かなりの長期にわたってメンテナンスが行われていないのではという疑惑が確信に変わった。

回収口拡大図

回収口拡大図

最後にストリートビューでもチェック。Googleのデータは2018年の7月なので、今回の調査とそれほど変わりはない。障害物が多くて視認しにくいかもしれないが、街路樹の隙間に三角柱型の白ポストが見ているはずである。

次回は総集編!

というわけで、足かけ15年に及んだ探索行が無事に完了し、スッキリ状態のわたくし。狛江市内の白ポスト、全8基(1基は撤去されている)の場所が確定したので、次回はまとめ編をお届けしたい。全体の配置図や、新たに生まれた謎などについて書くつもり。ちょっとだけお待ち頂きたい。