因美線郡家駅へ
前回の若桜鉄道、若桜駅の白ポストの続き。
本日ご紹介するのは因美線及び、若桜鉄道の郡家(こおげ)駅に設置されている白ポストである。所在地は鳥取県八頭郡八頭町。撮影は2008年だ。
郡家駅は、八頭町の玄関口的な駅であり、中心駅の一つである。JR西日本の因美線の駅ではあるが、ここから若桜鉄道の若桜線が分岐している。
こちらは、2008年時点での郡家駅舎。赤瓦に、入口の三角屋根の破風が印象的な木造駅舎である。白ポストは、駅舎入口の向かって右側に設置されていた。
郡家駅の白ポスト
こちらが郡家駅の白ポストである。若桜駅の白ポストでもお伝えしたとおり、八頭町と若桜町は、いずれも郡家地区防犯協議会の管轄にあるようで、同一デザインの白ポストが使われている。
直方体型の自立タイプで支柱はない。接地面には安定性を増すためだろうか、薄い鉄板が溶接されている。
続いて右から見た図。屋根部分にも薄い鉄板が乗せられており、僅かに前方に傾斜している。いちおう屋根の下に置かれているため、若桜駅に置かれているものよりは状態ががよさそうである。
こちらは左からの図。撮影者の怪しい人影が写り込んでいるが、ここは気にしないで頂きたい(髪がぼさぼさだ)。
最後に回収口の拡大図。向かって左側の面に回収口が設けられていた。南京錠による外部施錠タイプであった。
なお、郡家駅舎は2015年に新築されてしまった。現在の姿はこんな感じ。鳥取産の木材をふんだんに用いた開放的なデザインである。
しかし、駅舎の新築に伴って白ポストは撤去されてしまった可能性がある。ストリートビューでチェックしてみたが、残念ながら発見することができなかったのだ。駅構内に設置されている可能性もあるので、今後の新情報を待ちたいところである。