けやき坂に白ポストがあると聞いて
白い郵便ポストもあるよというお話の二回目。↓の続きね。撮影は2018年4月。
霞が関ビルの白い私設郵便ポストを撮影しに行く際の下調べで、実は六本木にも同様の白い郵便ポストがあることは判明していた。有名Blogなのでご存知の方もいるかもしれな。東京坂道さんぽさんのこちらのエントリである。
六本木ヒルズは仕事やプライベートで何度も訪れたことがあるのだが、街としての六本木には疎く(キャラ違うしね)、まさかこの地に白ポストがあろうとは!完全に盲点であった。
設置箇所は六本木ヒルズの森タワーと、レジデンス棟の間にある六本木けやき坂通り。森タワーとテレ朝の間、ヒルサイドを抜けて降りていくとお目当ての場所である。
けやき坂の白い郵政ポスト
ということで、こちらがお目当ての白い郵政ポストである。坂の上に設置されているので、支柱が斜めっているのが特徴的。白いというよりはグレーに近い。霞が関ビルの私設ポストに外観的にはかなり似ているが、「私設」のプレートはなく、公的な設置物なのであろう。
こちらは、左から見た図。回収口が左側に設けられていることが伺える。
続いて右から見た図。支柱部分の構造がわかりやすいかと思う。支柱部分の構造は、霞が関タイプとはまったく異なる形状である。
そして後ろから見たのがこちら。つるんした綺麗な背中である。この点については背中だけは妙に汚れていた霞が関タイプとは対照的と言える。
さて、この郵便ポストは何故白いのか?という点については、おそらくは景観への配慮であろう。都内有数の当世風の観光名所であり、富裕層が数多く住むレジデンスゾーンでもある。この風景に赤いポストは似合わないとの判断がなされたのだろう。
なんか赤くないかこれ?
が、よーく見て頂いている方は既にお気づきかもしれないが、この白いポスト、よくよく見てみると下地の赤い部分が透けているのである。それは擦れやすいエッジの部分に顕著である。
おそらくこのポストは最初から白く作られたのではなく、元々は通常の赤いポストを、地元の要請を受けて白く塗りなおしたのだろう。どうせやるなら、もう少し丁寧にメンテナンスしてほしいところだが、なかなかそうもいかないのだろう。
最後にストリートビューでも確認しておこう。背面の茶色いタワービルは、ヒルズのレジデンス棟ね。このレジデンス棟、会社の付き合いで一度だけ内部に入れてもらったことがあるのだが、なんかもう別世界だった。確かに、こんな富裕層向けマンションの眼の前なら、景観に配慮したくなるの、、かもしれないとなんとなく思った。