佐世保市、早岐駅の白ポスト
ウォルフさんから、佐世保市内の白ポスト画像を送っていただいたのでご紹介したい。いつもホントにありがとうございます。外出もままならない状況なので、本当に助かっております。
さて、こちらは長崎県佐世保市。佐世保線及び大村線の早岐(はいき)駅の白ポストである。以下のマップでは①に該当する。佐世保市の中でも南部に位置する駅である。
早岐駅には東口と西口が存在するが、白ポストが置かれているのは西口の方である。階段下、向かって右手に設置されている。
白ポストの画像はこちら。円柱型の短く削ったペンシルスタイルは、佐世保市タイプの基本構造である。しかし従来の佐世保市タイプに存在した、吊りピース状の構造物が見当たらない。
背面から撮っていただいたのがこちら。回収口は背面に設けられている。南京錠による外部施錠であるようだ。
高校生が白ポストを修理している!
さて、早岐駅の白ポストの背面をよく見て頂きたい。
特筆すべきは以下の表記であろう。
平成27年3月共同改修
長崎県立佐世保工業高等学校
長崎県立佐世保東翔高等学校
なんと青少年を有害図書から守るための白ポストは、守られるべき青少年の手によってメンテナンスが施されていたのである。
傷んだ白ポストは高等学校の実習過程で改修を行ったものと考えられる。金属加工の設備があり、改修を指導できる教員が存在する。そして何よりも安価(おそらく実費以外は発生していないだろう)で修理が行えるメリットがある。
こうした事例は、全国各地で確認することが出来る。
以前に紹介した高知県宿毛市、土佐くろしお鉄道の宿毛駅の白ポストは、宿毛工業高校機械科の製作によるものである。
他にもちょっとググるだけでいくつか事例がヒットする。
これからの白ポストの維持、管理を考えていくとこうした取り組みは今後も増えていくのではないかと思われる。