佐野市の白ポストは2基ある
メチャメチャ久しぶりだけど、昨年行った栃木県内の白ポスト探索の続き(いまさら)。
↑のあとのお話ね。那須塩原市、小山市と続いて、今回は佐野市の白ポストをご紹介したい。往訪は2017年10月。
佐野市が公開している資料によると同市の白ポスト稼働状況は以下となっていた。
つまり、佐野市内の白ポストは2基。佐野市駅(←伏線)、田沼駅に設置されているわけだ。
佐野市の白ポストは佐野駅にはない
佐野市は東西にJR両毛線、南北に東武佐野線が走っているが、その交差点がJR及び、東武の佐野駅である。市の表玄関であり乗降客数も多く、駅舎も当世風の立派なものが建っている。こちらは佐野市役所側、メイン玄関である南口だ。
続いて佐野城址が公園化されている城山公園に面した北口がこちら。
しかしながらどちらの出口でも白ポストは発見できなかった。佐野市の白ポストは市内最大の駅である佐野駅には無いのである。
あれ?白ポストないじゃん。ここで一抹の不安を抱いたわたしは、改めて資料を確認してみた。
佐野駅と佐野市駅は違うのかよ!あまりに初歩的な勘違いである。
「佐野市」駅の白ポスト
佐野市駅は東武佐野線の駅で、JR(東武)佐野駅からは一つお隣。距離にして約1.5キロ程度か。あまり運行本数が多くないようなので今回は歩いて移動。佐野の市街地を抜けていくと、やがて、いい感じの木造駅舎に到着。こちらが本来の白ポスト設置駅である佐野市駅である。
お待たせしてしまったが、お目当ての白ポストはこちら。
一見して衝撃を受けるのはその小ささである。これはカワイイ。成人男性の腰程度の高さしかないのだ。材質は木製で、直方体型の本体を四本の脚で支えている。思いっきりゴミが乗せられているあたり、えも言われぬ悲しみを誘う。
向かって右側から撮影したのがこちら。南京鍵による外部鍵タイプで、回収口がこちら側に設置されていることが判る。
続いて、向かって左から見た図。背は低いが、奥行きはそれなりにあり、相応の収納量を担保しているものと思われる。
そして上から。よく見て頂きたいのだが、天板と側面の板の接合部分、単に板を載せているわけではなく、互い違いの切り込みを入れた上で接合されており、かなり手の込んだ造形となっている。これによって密閉度、堅牢度がずいぶんと向上している筈である。
最後に引いた視点からもう一枚。駅舎に入って左手の壁面に接した形で白ポストは設置されていた。いかに堅牢に作られているとはいえ、木製の白ポストなので、さすがに屋外には置けないのであろう。なお、外部からは見えないので、いつものストリートビューでの確認は無しね。
次回は、佐野市のもう一つの白ポスト、田沼駅版をご紹介する予定。もうちょっと待ってね。
※2018/7/15追記 続編書いたよー