狛江市の白ポストの変遷をふりかえる
前回の報告から時間が空いてしまったが、改めて狛江市内の白ポスト設置状況について振り返ってみよう。2003年に確認した6基が、2017年にはどうなっていたのか、まとめ
ると以下のようになる。
まずは省スペースタイプの「三角柱型」から
狛江市の白ポストは2タイプが存在する。
コンパクトサイズの「三角柱型」はバス停等の比較的スペースの限られた場所に設置されていて、収容量は少な目。背丈も低く細身のシルエット。全国的に見ても三角柱という構造は極めて珍しい白ポストである。
2003年時点では3箇所での設置を確認していたが、2017年調査では以下のようになっていた。
①小田急バス狛江営業所前
存在確認できず。
今回の再調査のきっかけとなった白ポストだ。たまたまバスで移動中に小田急バスの狛江営業所前を通りかかり、白ポストが無くなっていることを発見!思わず乗っていたバスを降りてしまったほどである(笑)。かつての設置箇所には、往時の記憶を偲ばせる三角形型の痕が残っているのみであった。
②狛江市役所前
健在。位置もほとんど変わっていない。きちんとメンテナンスもされているようで、塗装が綺麗になっていた。
③慶岸寺前
健在。微妙に左に傾いていることころまで変わっていない。
続いて大型大容量タイプの「六角柱型」
省スペースタイプの三角柱型とは対照的なのがこちら。主として駅に設置されるデラックスタイプが六角柱型の緑ポストである。3基が確認されている。
健在。かつては落書きやら、貼り紙やらで悲惨な状態だったが、現在では塗りなおされた上に張り紙などの類もなく、小奇麗な状態での運用がなされている。
⑤小田急喜多見駅付近
こちらも健在。しかしながら外観が白と緑のツートンカラーに変更されるという謎アレンジが施されていた。
こちらも健在。同様に、外観は塗りなおされているようで、しっかりと管理がされている模様。
狛江市の白ポストまとめ
小田急バス狛江営業所前の白ポストを除いて、残る5基が全て健在であることを確認できた。いずれもメンテナンスが施されており、落書きや貼り紙、劣化による錆などもきちんとケアされていた。
上記の結果について、2017年11月時点での稼働状況と位置関係をマップ化してみたのがこちら。マップ上の番号はこのエントリ中の丸数字と対応している。黄色は撤去されているもの、赤が現在も稼働中のものとなる。
ということで、これにて狛江市の白ポスト調査完了!と、言いたいところだが、実はそうではなかった。
まだまだあるよ狛江市の白ポスト
全国の白ポスト情報といえば白ポストの現在さんだが、狛江市の調査を終えた時点で改めて確認してみたところ(わりと、答え合わせ的に使わせて頂いている)
東京都 2015年現在の狛江市では、8箇所に白ポストを配置して回収事業を行っていたようである。
なんと!8箇所もあるのか!
衝撃を受けつつ、狛江市のHPを漁ってみたところ、以下の資料が確認できた。
5「不健全図書追放用ポスト」の雑誌等回収
(1)青少年に悪影響を及ぼす恐れのある不健全図書やDVDなどを自主的に処分する方法の一つとして「不健全図書追放用ポスト」を市内8か所に設置しています。平成27年度狛江市青少年問題協議会議案書(PDF)のp3より
ガーン、狛江市の白ポスト(狛江市的には「不健全図書追放用ポスト」って言うんだね)は勝手に6基と思い込んでいた。 思い込み故の確認の甘さだ。
ちなみに2003年当時、いかにして狛江市の白ポストを特定していったかというと以下の書きこみを参考にしていた。
84 :多摩っこ:2001/01/09(火) 12:36 ID:1TCHtbAAああ、喜多見の二の橋商店街、電話ボックス裏でしょ。
昔よく夜中にエロ本ひろいに行った(笑)。狛江営業所にもあるね。白ポストただのごみ箱と化してるが。
これによって比較的発見難易度の高い慶岸寺前と、小田急バス狛江営業所前の白ポストを発見することが出来、残りの4基(喜多見駅付近、狛江駅、伊豆井玉川駅、狛江市役所前)は、探索の過程で比較的容易に発見することが出来た。
この時点で脳内に狛江の白ポストは6つという思い込みが生じてしまったのだろう。
残る2基はどこにあるのか
となると、俄然気になるのが、残り2基の白ポストの行方だろう。狛江市のHPでは数についての記載はあるが、設置箇所についての言及は無い。
定番の設置箇所として、三鷹市の事例に想いを馳せれば地域センター等の公共機関前が有望かと思われたが、ストリートビューでざっくり見た限りでは発見には至らなかった。
地域的なバランスで見てみると、現存する5基は小田急線沿線に集中して設置されており、市の北端と南端部分が手薄に思える。北の野川流域や西和泉、中和泉地区、南の駒井町、岩戸南地区などは改めて調査してみる価値がありそうだ。
数は明確化されているけれど、場所が特定できていない白ポストの探索は、愛好者的には非常に魅力的な行為である(わたしだけかもしれないが)。地域の自治センターや、人通りの多い場所、交差点やバス停、自治体の設置傾向を推測しながら、未知の白ポストを発見できた時の喜びはひとしおである(笑)。
ひと段落ついたかに思えた14年ぶりの狛江市の白ポスト探索は、こうして延長戦へと突入した。もう少し暖かくなったら探索を再開する予定なのでお楽しみに。