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河和田郵便局前の白ポスト【水戸の白ポスト4/9】

内陸部の白ポストとは

さて水戸市白ポストシリーズを再開したい。これまで内原駅赤塚駅南口/北口)と常磐線の駅に設置されていた白ポストを見てきたが、ここからの3回は駅設置ではない、内陸部の白ポストを追いかけてみたい。

「内陸部」と書くと語弊が出まくるが、自分ルールというか、自分用語で、鉄道駅に設置されていない白ポストを「内陸部の白ポスト」と分類している。よって海は関係ないので深く考えずにスルーして頂きたい。あくまでも筆者分類だが、内陸部の白ポストの対義語は駅設置の白ポストなのである。

大航海時代華やかなりしころ、暗黒大陸(アフリカ)や新大陸(アメリカ)の探索は海岸部から始まり、海岸線は比較的早期に確定したものの、内陸部の探索は遅れに遅れ、その全貌が明らかになるには20世紀を待たなくてはならなかった。

駅を降りれば白ポストの有無の確認は容易に行えるが、駅設置でない内陸部の白ポストの探索は困難を極める。役場前なのか、繁華街の中なのか、港湾部なのか、その設置場所は地域によって千差万別なのである。「あること」の証明は発見さえすればそれで事足りる一方で、「ないこと」の証明は悪魔の証明と同義であると言える。

設置されている白ポストが駅ではなく、内陸部にあると聞くだけで、探索の困難さに想いを馳せ、立ちはだかる障壁に心躍る。それが内陸部の白ポストなのである。

※参考 内陸部の白ポスト発見に至るまでのあれこれ

前置きが長くなったので本編へ

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河和田団地東バス停


大層な事をつらつら書いてしまったが、水戸市白ポストについては概論で述べたように既に設置場所が明らか。河和田3丁目河和田郵便局前である。散々煽ってしまった後で恥ずかしいが、今回に関しては探索の苦労はしなくて済んだのであった。

内陸部の白ポスト探索にあたり、いかなる交通手段を用いるかは、常に悩ましい問題である。恥ずかしながら筆者は自家用車を所有しない……以前に、免許すら所持していないのである(ワカモノ時代の貧困は哀しむべき時弊である)。

幸い水戸市内はバス網が充実しているため、今回、現地への移動はバスを選択した。赤塚駅発、河和田団地車庫行に乗車(11:49)。10分足らずで目的地に到着、河和田団地東バス停で下車する(11:56)とお目当ての白ポストとご対面である。

河和田郵便局前の白ポスト

直方体型の本体に、丸い支柱と台座。文字フォントはゴシック体である。少しわかりにくいが本体と支柱の接合部分がにX型の構造物があるが、これは本体を安定して設置するために設けられているものだろうか。また、天板部分がこれまえ見てきた3基とことなり、ペラペラの一枚板となっている(右側曲がってるし)。

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河和田郵便局前の白ポスト


角度をつけて見てみるとこんな感じ。天板部分が後方に向けて傾斜をなしているのは他と同様のようだ。どうでも良いが、落ちている片方だけの靴が気になる。

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左から見た図

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右から見た図

こちらは背面図。取り出し部に取っ手が設けられているのが密かなキュートポイントと言える。華奢に見える造りだが、曲がったり折れたりはしないのだろうか。

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背面から見た図

引いた視点からもう一枚。河和田郵便局との位置関係を確認。郵政赤ポストとの微妙な立ち位置の違いが興味深いところ。

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遠景図

 最後にストリートビューでおさらい。当たり前の話だが、車道に対して背を向けて設置されており、ドライブスルー的に車から投函することは出来ない仕様となっている。

 次回はこちら。