こちらも関東最大規模、富岡市の白ポスト
今週のお題「#平成最後の夏」に便乗。平成最後の夏にこれだけ不毛なことに興じているのは自分だけであろう。
さて、こちらの続き。というか本編。今回は夏休みを利用して行った、群馬県富岡市の白ポスト探索を旅行記スタイルでまとめてみた(去年の水戸市の白ポスト探索と同じノリね)。
先日高崎市の白ポスト設置数が関東最大規模であることは述べた。そして、本日ご紹介する富岡市はその高崎市と双璧をなす、関東白ポスト界のもう一つの雄である。その設置数はなんと16である!
富岡市の白ポスト設置状況は、富岡市青少年育成推進員連絡協議会の機関紙である、「富岡市青少推だより」によると以下の通り。市内の主要駅と、各公民館、そして市内屈指の大病院である七日市病院に設置されている。
※白ポストは市内16箇所に設置されています。
東富岡駅前、富岡公民館玄関前、三角公園東、東富岡公民館玄関、
七日市駅南、七日市病院入口北(円筒形)、一ノ宮駅入口北、一ノ
宮公民館、黒岩公民館、高瀬公民館東、額部公民館前庭、小野公民
館前、吉田公民館入口北、丹生公民館入口東、妙義庁舎敷地内、妙
義児童館敷地内
高崎市同様にマップ化してみたのがこちら。マップ内の番号は上記の引用部分の掲出順と一致させてある。16基中、9基が駅近郊配置型で、残る7基が駅から離れた内陸配置型である。市内各所にバランスよく配置されていることが判る。
ちなみに、富岡市ということで、なんとなく市を代表する観光スポット「富岡製糸場」の写真を最初に使ってしまったが、富岡製糸場近辺には白ポストは置かれていないので注意である(探す人はいないと思うけど)。
上信電鉄で南蛇井駅へ
高崎駅で上信電鉄に乗車(10:53)、一時間ほど乗って、終点の二つ手前の南蛇井駅着(11:46)。南蛇井は「なんじゃい」と読む。その言葉の響きのユーモラスさとあいまって鉄道ファン的には著名な駅である。鉄オタの端くれとして存在を知ってはいたものの、まさかこの駅に降り立つことがあろうとは。これも白ポスト探索ならではの醍醐味である。
南蛇井駅を降りて富岡側に戻り踏切を超えると、目指す吉田公民館である。徒歩で3分足らずでかなり近い。通常はこれだけ駅が近ければ駅の方に白ポストを設置しそうなものだが、おそらく南蛇井駅の利用状況的(1日あたり100人程度)に、こちらの公民館の方が人の出入りが多く使われる見込みが高いと設置者側は判断したのであろう。
群馬県はクルマ社会であり、鉄道の利用は学生や高齢者に限られると予想でき、妥当なジャッジと思われる。
吉田公民館入口北の白ポスト
さてようやく、白ポストの登場である。こちらが富岡市タイプの白ポストだ。コンパクトな直方体タイプ。本体の小ささに伴い支柱もスリムで、かなり華奢な印象を受ける。投函口には雨水避けの蓋が設けられており、これはかなり凝ったギミックと言える。回収口も前面に設けられており、内蔵鍵で施錠されている。
右から見た図がこちら。設置位置は吉田公民館入ってすぐ右手。花壇の中にこの白ポストは設置されていた。
続いて左から見た図。天板部分は緩やかに前方に傾斜しており本体よりもやや大きめ、これも雨水がポスト内部に入り込まないための工夫であろう。
最後に背面から。至ってシンプル。前面以外には文字表記なしである。
最後に全体図を確認
公民館との位置関係を確認しておこう。白ポスト越しに吉田公民館を撮影したのがこちら。建物本体からはやや離れた場所に置かれている。敷地に入ってすぐの位置に置かれているため、素早い投函が可能である。人目を避けたい投函者にとっては重要な設置条件である。
別角度からもう一枚。入口はいってすぐの場所にポストが置かれているのがお分かり頂けるだろうか。
そして恒例のストリートビューでも確認。こちらの方が全体感がわかりやすいかな。
撮影を終えたあとは即座に撤収。下仁田方面からやってくる上り列車の時間は11:57。南蛇井駅の滞在時間は僅かに11分であった。上信電鉄の運行本数は少なく、限られた時間で効率的な白ポスト探索を行うには迅速な行動が求められるのだ。