白ポスト写真館

全国各地の白ポスト写真を淡々と紹介していくblogです。写真提供募集中です。提供してもいいよ!という方、もしいらしたら、コメント欄、メール、Twitter等でお知らせください!

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東武鉄道佐野線田沼駅の白ポスト

東武佐野線田沼駅

栃木県佐野市白ポストを探すシリーズ二回目にして最終回をお届けしたい。往訪は2017年10月。前回までのお話はこちら↓

whitepost.hateblo.jp

佐野市白ポスト佐野市駅田沼駅の二か所に設置されていることは前回に述べた

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田沼駅到着

佐野市駅からふたたび東武佐野線に乗り込み、北上すること四駅目が田沼駅だ。駅を降りてすぐに目につくのが、東側(写真だと右側)に展開するソーラーパネル群である。こちら側はどちらかという農地が多い地域のようだが、最近は農業だけでは立ちいかないのか、各地でこんな光景が増えている。太陽光発電はそんなに儲かるのだろうか。

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田沼駅ホーム

ホームと駅舎は地下道で結ばれており、地上に出ると簡易のPASMO改札が出迎えてくれる。改札の奥の待合室部分、僅かに白ポストが垣間見えているのが確認できるだろうか。

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田沼駅改札口

田沼駅白ポスト

お目当ての田沼駅白ポストは、改札を出て右手奥、待合室の隅っこに設置されていた。木製直方体型の低身長タイプで、取り出し口は向かって右、南京錠による外部施錠。佐野市駅に置かれていたものと同一形状と判断して差支えないだろう。

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田沼駅白ポスト

こちらは、少し角度をつけて横手から見た図。右側にもたれかかっている金属製のラックはチラシ置き用の設置スペースだ。本当は角っこに置きたいのだろうが、白ポストの存在がそれを邪魔しているのである。鉄道事業者側として、この白ポストはもどかしい存在であるのかもしれない。

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右から見た図

続いて上から見た図。佐野市タイプに共通した、堅牢性、密閉性を高める木材の組み合わせ構造が良くわかるのではないだろうか。また、材質が木材である故の、「割れ」が各所に生じてしまっており、設置されてから相当の年数を閲しているものと想像が出来る。

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上から見た図

周辺状況を確認してみよう

続いて、少し引いた視点から確認してみよう。

まずは、待合室内での配置状況がよくわかるこの一枚から。きっぷの券売機や、チラシ置き用の金属製ラックとの位置関係が見て取れる。

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待合室内での位置取り

続いて、駅舎の外から撮影したのがこちら。向かって左手の隅っこに白ポストは置かれているので、この角度からは確認が出来ない。

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田沼駅

角度をつけてもう一枚。辛うじて白ポストが入口左手奥に見切れているのがわかるだろうか。

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田沼駅舎 角度をつけてもう一枚

同じ角度からストリートビューでも検証してみよう。拡大して頂けると、白ポストの脚部が映り込んでいるのが確認できる。

佐野市白ポスト回収状況は?

佐野市のHPでは2015(平成27)年及び2016(平成28)年の回収実績が報告されているので、結果を紹介しておこう。

2015(平成27)年  124冊
2016(平成28)年 72冊

佐野市男女共同参画プラン[平成27年度事業実績報告書及び平成28年度事業実施計画書](PDF)p28及び
佐野市男女共同参画プラン[平成28年度事業実績報告書及び平成29年度事業実施計画書](PDF)p24より

人口約11万人の都市で一年間稼働した実績と考えると、非常に少なく感じる先日紹介した人口約23万人の茅ヶ崎市は、同程度の量を僅か一か月で(しかも白ポストは1基しかない)回収しているのである。

これはひとえに、白ポストが設置されている佐野市、田沼両駅の乗降客数が、あまりに少ないことに起因しているのではないかと推測できる。Wikipediaからの孫引きで恐縮だが(手抜き)、2016年、佐野市駅の年間状況客数は739人、そして田沼駅のそれは990人、かたや茅ヶ崎駅は56,066人なのである。

こうなると何故に市内で最大の乗降客数を誇るJR及び東武佐野駅に、白ポストを設置しないのかが気になるのである。同駅の乗降客数はJRと東武を合算すると7,000人を優に上回るのだ。

推測にすぎないが、これは茅ヶ崎駅の白ポストが市の表玄関である北口ではなく、比較的地味な南口に置かれていること、那須塩原市の3基の白ポストが揃いも揃って、にぎやかでない方の西口側に置かれていることと同様の現象と考えられないだろうか。

回収は行いたいが、市の目立つところには置きなくない。そこには、若年層に見せたくない、判る人にだけ伝われば良いという視点と、市外からの往訪者に対して見た目の体裁を繕いたいという意向が混在しているのではないだろうか。

アダルトコンテンツのデジタル化隆盛の昨今、アナログ媒体の回収に留まる白ポストの実効性はこれからも弱まる一方であろう。であれば、佐野市のような取り組みは、回収の規模を考えると、いずれ効率の側面から見直しが図られる時が来るのかもしれない。