狛江市最後?の白ポスト、まずは2003年の思い出
狛江市の白ポストを巡る不毛な旅も遂にこれがラスト。慶岸寺前の白ポストである。現在の状況を確認する前に、2003年往訪時の姿を見ておこう。
狛江市役所前に設置してあったのと同様の三角柱型であり、随所に錆が浮いており劣化が進んでいた。天板の上にはゴミが放置されており、なぜか左に少し傾いていた。
ちなみに位置的には以下のような感じ。喜多見駅の南口を出て駒沢通り方面へ。二ノ橋の交差点の少し手前、慶岸寺の門前、電話ボックスの隣にて設置を確認している。
そして現在の状態は
喜多見駅南口からの距離は500メートル足らずといったところ。5分も歩くと目的地である。前方右手、電話ボックスの隣に、14年前と変わらず、少し左に傾いた形で慶岸寺前の白ポストはささやかに健在ぶりをアピールしていた。ちなみに往訪は2017年の11月。
正面からの拡大写真がこちら。
側面から見た図がこちら。狛江市の三角型白ポストは本体側面の三つある面のうち、二面が投函口、残る一面が回収口用となっている。回収口は内蔵鍵タイプのようだ。
こちらは台座部分を拡大。三角柱型という不安定な構造故か、足元部分もきっちり三角形型にくりぬかれており、少しでも転倒のリスクを減らそうという意識が感じ取れる(その割には傾いているんだけど。。)
2003年版との比較は
2003年版と2017年版を並べて比較してみたのがこちら。これまで見てきた狛江市の白ポスト群と同様に「綺麗になっている」。錆が各所に浮き出ていたのが、塗りなおされたのかまったく目立たなくなっている。周囲に余計なゴミも落ちておらず、管理が行き届いていることが伺える。
しかしながら、見た目が改善されていることが以外は、逆に大きな変化は無いように思える。傾き土合が微妙に強くなっていることが気になるといえば気になる点である。
引いた位置からの写真で全体感を確認
慶岸寺の正面から撮影したのがこちら。位置関係がわかりやすいのではないかと思う。そういえば、このシリーズが始まってから慶岸寺の白ポスト、慶岸寺の白ポストと何度も連呼してしまったが、白ポストの設置について寺側は何の抵抗も示さなかったのであろうか。パッと見かなり立派なお堂である。寺院のイメージダウンになるのではと心配になるのだが、「煩悩を除いてこそ仏の道」という気もしないでもないので、これはこれで良いのかもしれない。
最後にお馴染みのストリートビューでも確認のコーナー。ちょうどいい位置に画面を固定できなかったので、ちょっと遠い絵で申し訳ないが、とりあえずの健在ぶりは確認できるかと思う。
狛江市内の6基の白ポストの存在を確認する旅、本来はここで〆とすべきところだが、まとめを書くだけの時間的余裕が今週は取れなかったので、もうちょっとだけ続くことにして、最終まとめにはもう少しお時間を頂きたい。少しだけお待ちをば。