南関東最大の白ポスト王国「小田原」編スタート
さて遂に小田原市の白ポストを取り上げたいと思う。鉄道好きな方であればご存知な方も多いかと思うが、小田原は非常に鉄道が充実した自治体で、JR(東日本・東海・貨物)、小田急、箱根登山鉄道、伊豆箱根鉄道(大雄山線)と6社の路線が乗り入れており、駅の数は18もあるのだ!
小田原市の白ポストはこの18駅中、11駅で13基を確認している。
これからしばらくは小田原市内を走る、各鉄道路線ごとの白ポスト設置状況を報告すると共に、各駅の白ポストを紹介していきたい。
まずは小田原駅東口から
小田原駅の東口(小田原城側、新幹線じゃない方)を出て右手の階段を下りた先に設置されている。
2004年撮影。シンプルなステンレス製の直方体タイプだが、特筆すべきは正面に描かれたシンボル画像であろう。少年少女の目を覆う大人の手。白ポストのコンセプトをかくも見事に表した画像を筆者は他に知らない(たぶん)。
ちなみに白ポストの現在さんで知った「広報おだわら(1994年4月15日号)の2P中段」によると1994年に現在のデザインに切り替わったことがわかる。撮影時点で設置から10年が経過しているわけだが、さすがはステンレス製、耐久性という観点からスチール製と比較して圧倒的に有利であることが伺える。
なお、ストリートビューで確認するとこんな感じ。
画面左奥。茶色い壁の前に設置されていることが判別できるだろうか。この画像は2016年の撮影らしい。設置から20余年を経ても小田原駅東口の白ポストは健在であるようだ。